6.凭れ掛かる(鳥魔) さらさらと、指の隙間を深紅が零れる。 柔らかな髪には縺れもなく、指を通す必要などもなかったが そうして撫でるように梳いてやると、猫のように丸くなって眠る少年の 寝顔がほんの僅かに緩むようなので。 凍えているのか、怯えている…
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