俺はもう限界だと思った。

※以下、蟲ネタ注意報※



ある日。
ピーマンのヘタを切り落として何気なく中を覗き込む。
………この明らかにピーマンではない茶色い泥みたいな細かい粒々は何だ。


そこでやめておけば良かったんです。
危険を告げる本能に従ってその物体をゴミ袋に突っ込み、
親の仇を絞め殺すほど強く強く口を縛っておけば良かったんです。


好奇心は猫をも殺すと申しますが。
ピーマンの種と茶色い泥のような何か(それが何かなんて考えたくも無い。
理性が分かっていようと精神が拒否反応を起こす)の影に隠れた
元は白かったような 今は黒く変色している
その物体を私は 見  て しまttあqwせdrftgyふじこlp;p\n


ゴミ袋に放り込み口を縛り包丁とまな板を洗剤の海に沈める。
一連の動作はきっと音速ぐらいなら超えてたんじゃないかと。


かつて某県の僻地に住んでいた当時の私ならおそらく言ったと思います。
毒もないし動くわけでもないし何が厭なの、捨てて包丁洗えばいいじゃん。
今こそ言おう。そういう問題じゃねえ。
害があるから厭なんじゃない。厭だから厭なんだよコンチキショウ。






その数時間後、玄米茶(頂き物)(新茶)(美味)淹れたあとの急須を洗おうとして
茶葉の間に見え隠れする白くてぶよっとした楕円形の物体
(お湯を吸った玄米)に微妙に欝入る馬鹿が一匹。
しかしどうして蟲はあそこまで生理的拒絶反応が出るのに
玄米は平気なんでしょうね、この手の人間って。
外見的特長は非常に良く似てるんですが。


そんな事を考えてるうちになんとなく思いつき、
急須の中の玄米が実はそのサイズの蟲だったらと想像してみたら
あの果てしなく厭な気分が甦ってきました(当たり前)。
気の持ちようなんですかね。つまり野菜についてるあんなものやこんなものも
黒ゴマの擂ったのだとかちょっとふやけたポン菓子だと思えば幸せな世界が!


誰か試して見ませんか。私はやりませんが。金輪際。